耐震構造と免震構造の違い

更新日2022.06.01

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▼ 耐震構造とは

地震に対して建造物が損傷しにくい構造であること

オール電化とは

耐震構造は頑丈さが特徴で、他の構造に比べて揺れ幅が大きくなります。

建物は強固に作られておりますが、地震のエネルギーが直接建物に伝わるため、タンスやテレビなど転倒する危険性があります。

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▼ 免震構造とは

地震に対して建造物が地震の影響を受けにくい構造であること

オール電化とは

免震構造は、揺れ幅を軽減させることができ、タンスやテレビなどの転倒を大幅に減少することができます。

地盤と建物の間にアイソレータや積層ゴムなどの装置を設置することで、地震エネルギーを吸収します。

▼ 耐震構造と免震構造の違い
耐震構造と免震構造の違い

耐震構造と免震構造は、それぞれ特徴が違います。

耐震構造は「耐える」構造であり、免震構造は「免れる」構造です。

また、これらの他に「制振構造」と呼ばれるものもあります。

制振構造とは、地震に対して建物の振動を低減させる構造のことです。

免震構造と考え方は似ていますが、免震構造は地盤と建物の間に部材を設置するのに対し、制振構造は、各階ごとにダンパーと呼ばれる部材を設置します。

耐震・制震・免震の違い 比較表
耐震構造 免震構造 制震構造
構造目的 倒壊を防ぐ 揺れを建物に伝えない 振動を軽減させる
地震対策度 複数回の大きな地震で倒壊の恐れあり 地震に対して建物内外の被害を軽減する 複数回の大きな地震にも有効な構造
耐震強度 一度の大きな地震には有効 建物の揺れは地表面より小さくなる 耐震と比べて建物の損傷を大きく抑えられる
家具転倒の可能性 転倒の可能性は高い 転倒の可能性は低い 2階から上階は低いが1階は高い
改築時の対応 耐震補強が可能 相応の技術力が必要 新築での対応が無難
一般的な費用 ほぼ無料 350万~600万円 30万~100万円
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