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住宅に関する専門用語を解説した用語辞典です。

親子リレー返済

親子リレー返済とは、住宅ローンの返済方式の一つで、「承継償還精度」ともいいます。
融資の申込者本人が、同居しているか将来同居予定の、一定の条件にあてはまる子供等を後継者として連帯債務者に指定し、申込者が返済能力を失った場合にはその子供等が代わって返済を継続していく方法です。

【なぜ親子リレー返済が設けられたのか?】
それは、住宅ローンでは借入資格のひとつとして年齢制限があるからです。
公的融資でも、 60歳を超えると借りられる期間が短くなります。返済期間が短いということは、毎月の返済額が多くなったり、借りられる金額が少なくなることを意味します。
そのため、一定の条件を満たすローンの後継者がいる場合には、申し込み本人の年齢に関係なく借りることができ、最長の返済期間(60歳以上でも最長25年から35年)融資が受けられる制度が設けられたのです。この制度こそが、「親子リレー返済」です。

年齢 借りられる期間
60歳 最長20年
61歳以上65歳未満 最長15年
65歳以上70歳未満 最長10年
70歳以上 利用できない


親子リレー返済なら申込者が60歳以上であっても、最長の返済期間を選ぶことができます。また、二世帯住宅で住宅部分の床面積が125m2以上で、敷地の面積が200m2を超えるもので、耐久性のある一戸建て住宅(木造住宅の場合は高耐久性木造住宅の要件を満たすこと)場合は、木造なら40年、耐火構造なら50年の返済期間を選ぶことができます。

親子リレー返済の後継者の要件
後継者の要件1 お申込みご本人の子・孫等(お申込みご本人の直系卑属)またはその配偶者で定期的収入のある方
後継者の要件2 お申込時の年齢が満70歳未満の方
後継者の要件3 連帯債務者になる方(1名のみとなります。)