注文住宅について

更新日2023.03.14

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注文住宅の特徴

注文住宅とは、建築士やハウスメーカーに設計を依頼し、施工会社に建築してもらう住宅のことです。
ハウスメーカーや工務店に設計と施工をまとめて依頼する方法もあれば、建築事務所に設計と施工監理を依頼し、工務店に施工を依頼する方法もあります。

注文住宅は、時間がかかってもこだわりをしっかり反映させた家を建てたいという人には最適な方法です。注文住宅の特徴をしっかりと把握しておきましょう。

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 ~注文住宅の特徴~
▼自由度の高いところが魅力

注文住宅の最大の特徴は、法律の規制内などの条件をクリアーすれば、基本的には間取りや工法、設備、内装・外装などを自由に選べることです。

分譲住宅などでも気に入る物件は見つかると思いますが、注文住宅はオーダーメイドのため「外観は純和風にしたい」、「キッチンは広く取って明るい空間にしたい」、「リビングはやっぱり吹き抜けがいい」、「中庭のある家がいい」、「耐震性の高い住宅を建てたい」といった、あらゆる要望に応えられる自由度の高さが魅力です。

購入計画から入居までの時間はかかりますが、さまざまな要望に対して工務店などが親身に相談に乗ってくれるため、満足のいく家づくりが実現できるでしょう。

 ~注文住宅の特徴~
▼土地の有無でプロセスに違いがでます

全体のプロセスに大きな違いが出るのが、土地の有無です。既に土地があれば住宅を注文するだけになりますが、土地がなく注文住宅を建てたい場合は、まず土地を買うことから始めなければなりません。

注文住宅では好きな土地に家を建てることができますが、そもそも希望の条件に合う土地とめぐり合うことが簡単ではありません。

多くの方が土地探しでご苦労されており、なかには理想の土地が見つからないために計画が頓挫するケースも少なくありません。
また、購入した土地の形状やそのエリアの法規制などによっては、思い通りの住宅を建てられないこともあるので注意が必要です。

建築士に土地選びについて相談してみたり、ハウスメーカーに土地探しからサポートしてもらったりすることも検討しておくと良いでしょう。

 ~注文住宅の特徴~
▼予算をいろいろと調整できる

注文住宅は、家を建てるための建築資材をある程度自由に選ぶことができます。

こだわりたい部分にはしっかりと費用をかけ、特にこだわらない部分は安く抑えられる、というように予算配分を行うことができます。
また、設計前に担当者とじっくり相談できるため、納得がいくまで予算を考えるようにしましょう。

 ~注文住宅の特徴~
▼建設途中で現場をチェックできる

注文住宅にも分譲住宅にも住宅性能表示制度というシステムがあります。

第三者の評価機関(自社評価の場合もあります)が検査するため安心です。
また注文住宅や完成前の建売住宅なら、工事中の現場へと足を運び、現場管理者にいろいろ質問することができるので、さらに安心と言えるでしょう。

 ~注文住宅と分譲住宅(建売住宅)の違い~
▼注文住宅と建売住宅の違い、メリット・デメリット

新築一戸建てを手に入れる方法は、大まかに注文住宅と分譲住宅(建売住宅)の2種類に分けられます。

  注文住宅 分譲住宅(建売住宅)
  住み手の要望を取り入れて一から家を建てていきます。
工務店・ハウスメーカー・設計事務所(建築家)のいずれかに建築を依頼し、更地に住宅を建てていきます。
価格は予算に応じて設定できます。
既に家が完成している、または完成直前の家を購入します。
ほとんど完成しているため、住宅価格が決まった状態で販売されています。
購入する場合は、購入金額に応じた返済計画を考えながら住宅ローン会社を探します。
メリット
  • ゼロから計画していくので、外観や内観のデザイン、設備など幅広い範囲に意志を反映させられる。
  • 間取りやデザインにこだわり、理想に近い家を建てることができる。
  • よく考えて設計してもらえば、将来的に増改築をしやすい。
  • ほとんど完成しているため、決定から入居までがスピーディ。
  • 家の状態(間取り、設備、外装など)が直に見られるので、肌で感じることができる。
  • 区画販売の場合は、その周辺の方々も同じ時期に引越してくる可能性が高いため、近所付き合いをスムーズに始めやすい。
デメリット
  • 自由な部分が多いため、打ち合わせや工事など入居までの期間が必要。
  • 幅広い価格帯・種類の中から設備や材料を選択することができるが、こだわり過ぎてしまうと予算をオーバーしてしまう。
  • 幅広い購入者をイメージして設計・デザインされているため、万人受けしやすいスタンダードな設計の住宅が多い。
  • 間取り変更、追加設備には限界がある。
  • 同じタイプの住宅をまとめてつくるため、販売価格は安くなるが、反面オリジナリティに欠けることがある。
 ~注文住宅と分譲住宅(建売住宅)の違い~
▼注文住宅と建売住宅の入居までの期間はどのくらい違う?

土地付き住宅である建売住宅を買うのと、工法や間取り・設備などを自分で選んで注文住宅が完成するのと、入居までの期間の違いは以下の通りです。
入居したい時期を考慮した上で検討してみましょう。

注文住宅   建売住宅
どんな家に住みたいかイメージを固める STEP1 今買うか まだ待つか考える
資金計画をたてる STEP2 購入予算をたてる
依頼先を探す STEP3 どんな住まいが欲しいか考える 思い立ってから契約まで平均11.2ヵ月
土地を探す・調べる STEP4 家を探す・選ぶ
間取りや設備を考える STEP5 購入するための手続きを
する
契約から入居まで平均3.7ヵ月
思い立ってから契約まで平均18.9ヵ月 工法・構造を調べる STEP6 新居に引っ越す
依頼先の候補を絞り数社に見積もりを依頼する STEP7 新生活スタート!
契約から入居まで平均7.6ヵ月 依頼先を決定する STEP8  
本設計・見積もりを取る STEP9  
工事請負契約を結ぶ STEP10  
工事中の重要ポイントで立ち会う STEP11  
引渡し STEP12  
新生活スタート! STEP13  
 ~注文住宅と分譲住宅(建売住宅)の違い~
▼注文住宅と建売住宅の価格はどのくらい違う?

新築一戸建てに比べると、建築条件付き土地を購入した一戸建ては約200万円、土地+注文住宅では1000万円違うと言われております。予算に合わせてどの形態の住宅を購入するかを検討するようにしましょう。

新築一戸建て
※土地価格含む
建築条件付きの土地を
購入した一戸建て
注文住宅
※土地価格含む
3849万円 4073万円 4886万円

※2008年以降に首都圏で土地面積100~199㎡の住宅を購入した人(829人)の回答データをもとに算出

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